Artistic restaurant exploring sustainability
インスタレーション:サステナビリティを探究するアートレストラン
2021年8月31日公開
動画配信
アーティストのジェシー・シュレシンジャーと船越雅代が、食と農業という視点を通してサステナビリティを探究する体験型インスタレーション。仮設のレストランを開き、訪れる人に食・建築・農業・工芸の文化を体感してもらう試みで、日本の工芸文化が西洋に与えた影響など、歴史を現代の視点で見直しながら、未来のサステナビリティのモデルを模索します。
本作は当初都内での展示を予定しておりましたが、新型コロナウイルス流行による移動制限やプロジェクト内容の変更を受け、映像作品として発表することになりました。米国カリフォルニアで行ったコラボレーションを記録したミニドキュメンタリー『A SENSE OF PLACE』はYoutubeチャンネルにて公開中です。
Artist
ジェシー・シュレシンジャー(Jesse Schlesinger)
カリフォルニア美術大学絵画学科で学士を取得後、サンフランシスコを拠点に木工、サイトスペシフィック・アート、絵画、写真など様々なメディアを用い活動している。常に「場」というコンセプトに注目し、自然環境や建造物、またその場所の成り立ちといった要素がどう人の経験に関わってくるのかを模索。伝統を重んずる大工の家に生まれたことと農業に携わった経験が自身の哲学に大きく影響を与えている。サンフランシスコの著名店ジェネラルストアやミネソタ・ストリート・プロジェクトなどで施設内設備のデザイン・施工も担当。
Collaborator
船越雅代(ふなこしまさよ)
Pratt Instituteでアート(彫刻)を専攻後、料理に表現の可能性を見出しNYの料理学校に入学。卒業後Blue HillをはじめとするNYのレストランに勤めた後、ヨーロッパからアジアを放浪。オーストラリア客船のシェフとして大平洋を巡り、バリの老舗ホテルのシェフ、京都でレストランkilnの立ち上げに参加しシェフ/ディレクターを務め、現在京都で食の可能性を追求するスタジオFarmoon主宰。国内外各地でサステナブルな食と民俗学・文化人類学・アート・デザインを融合した活動を展開中。東アジア文化都市2016奈良市食部門ディレクター、土祭2018招聘アーティスト